FUTAYURU NOTE(ふたゆるノート) ゆるく暮らして、ゆるく書く。
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個人事業主のWeb事業者はどうやって仕事を取っているのか

個人事業主のWeb事業者はどうやって仕事を取っているのか

こんにちは、やまもとです。
今回は私達の仕事の話を少ししようかなと思います。

個人事業主としてWeb制作をはじめて、気づけば4年が経ちました。

「フリーになってどうやって仕事取ってるの?」と聞かれることが増えてきたので、正直に書いてみようと思います。結論から言うと、営業はほぼゼロ。それでも仕事がなくなっていないのは、前職の10年間があったからだと思っています。

Web制作会社での10年間

独立前は、1社のWeb制作会社に10年間勤めていました。最初はデザイナーとしてスタートしたけれど、途中からフロントエンドエンジニアにシフトして、その後はテクニカルディレクター、ディレクター、営業もちょっと、そして執行役員という立場も経験しました。

1社に10年いると、自然といろんな人と仕事をすることになります。クライアントの担当者、他社のディレクターやエンジニア、デザイナー、代理店の人たち……。当時は「人脈を作っている」なんて意識はまったくなくて、ただ目の前の仕事をこなしているだけって感じでした。でも振り返ってみると、あの10年間に出会った人たちが今の仕事を支えてくれているような形になっています。

正直これがなかったら、営業のできない私には1年も保たずにまた就職活動をしていたと思います。

どうやって仕事を取っているのか

独立後に仕事が来る経路はほぼひとつで、以前お世話になった方からの紹介や声かけがほとんどです。

前職の退職時にお付き合いのあった多数の会社さんの担当者に一斉メールではなく、個別に一人ひとり違う文章で退職の挨拶、時には顔を出して挨拶をしに行きました。そういうひと手間(手間とは当時全く思っていなかったですが)も良かったのではないかなと思ったりもしています。当たり前のことかもしれませんが。

営業メールを送ったり、クラウドソーシングに登録したり、SNSで案件を募集したり……そういういわゆる「営業活動」は独立してからほぼやっていません。正直、営業が得意じゃないというのもあるし、パートナー経由で仕事が来る方が圧倒的に楽だというのも本音です。

ただ、これに甘えていていいとは思っていなくて、紹介ベースの仕事は安定している反面、そのつながりが途切れたときのリスクがあります。そのあたりは常に頭の片隅にありますが、正直まだ甘えてしまっているというのが現状。。。

案件の請け方——パートナー経由がほとんど

仕事の流れとして多いのが、Web制作会社さんや代理店さんを挟んだ受注です。エンドクライアントと直接やり取りするのではなく、間にパートナー企業が入るパターン。

クライアント直の案件もゼロではないですが、比率としては少ない。正直なところ、クライアント直の仕事はもっと少し増やしていかなければまずいなと感じているところ。自分たちの色を出しやすいし、やり取りがシンプルになる場面も多いですし。ただ今のところは、長年信頼関係を築いてきたパートナーさん経由の仕事が中心になっています。

案件の規模はこだわらない

大企業のサイトリニューアルや社内システムのフロントエンドもあれば、中小企業のコーポレートサイト、官公庁関連のプロジェクトまで、規模にはこだわりなくやっている。「この規模じゃないと受けない」とか「この業種は受けない」みたいなこだわりは特に持っていません。

規模よりも、「一緒に仕事をしていて気持ちよく進められるか」の方が金額よりも案件の内容よりも最優先事項にしています。

案件への入り方——規模によって変わる

案件の規模や請け方によって、自分たちの関わり方も変えています。

小規模な案件の場合は、ディレクションからデザイン、実装まで一気通貫で担当することが多いです。私がディレクションとフロントエンドを、さとうがデザインを担当するというのが基本の体制ですが、規模の大きな案件になると、ディレクションは外部のパートナーにお任せして、私たちはデザインと実装に集中するという形になることが多いです。全体を動かせるパートナーに入ってもらうことで、私たちが制作に集中できる環境が作れるようにしています。

私なんかより断然案件を回すのがとても上手で信頼できる方とのつながりが複数あるので、甘えさせてもらっています。これも前職からのつながり。

まとめ——結局、前職の10年が全部つながっている

改めて整理してみると、今の仕事の取り方は「過去のつながりと信頼の延長線上」にあるものではないかなと思っています。営業もしないで、SNSで発信もしていない。それでも仕事が回っているのは、長い時間をかけて築いてきた関係性のおかげだと思っています。

ただ、それに甘えてばかりもいられないので、クライアント直の案件を育てていくこと、自分たちの発信を少しずつ増やしていくこと、そういった取り組みも、少しずつ進めていきたいと思っています。

今は特にAIによるコード生成の普及(いわゆるバイブコーディング)やAIの発達によって、明らかに仕事が減っているのを痛感しています。お付き合いのある会社さんも、会社を無くす決断をしているという話しも複数社聞いています。このままではこんな小さな事業主なんて仕事がなくなるのは目に見えているのでは、、、と焦りがどうしても出てきてしまっている状況です。

と最後に少し重苦しいお話にはなってしまいましたが、今のところ私たちはWeb制作を辞めるつもりはないですが、他のことにも手を出さなくてはいけないなということで、これを書くことで少し自分にプレッシャーをかけておこうと思います!

同じように個人でWeb制作をされている方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。

WRITER

やまもと

やまもと

Web制作の仕事をしているフロントエンドエンジニア。車に詳しいわけではないけれどスポーツカーが好きでシビックタイプRに乗っている。
特別趣味と言えるものはないけれど、最近はレザークラフトを始めたり、キャンプ道具を少しずつ揃えてDayキャンプをしたりと、新しいことにゆるく挑戦中。